研究組織
公募班
A03 行動決定モデル推定研究グループ
対話モードの抽出と対話動機・適応性の脳イメージング
- 研究代表者
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杉浦 元亮(東北大学 加齢医学研究所/災害科学国際研究所)専門分野:認知神経科学
研究役割分担:調査・実験実施
日常のコミュニケーションでわれわれ人間が対話を継続する動機は多様であり、異なる動機、すなわち「対話モード」の理解は、人間の言語コミュニケーションの心理学・認知科学的理解や、人間と対話する知能システムやロボットの開発に必須である。例えば人が他者と関わる動機に関するマズローの欲求段階説(社会的欲求と愛の欲求・承認欲求)や応募者の自己3層モデル(身体・対人関係・社会価値)と発達・社会心理の理論からは、3つ程度の異なる対話モードが想定される。しかし、複数の対話モードの客観的定義は確立しておらず、当然その背景心理・認知過程も不明である。
本研究では、我々の日常会話の経験から主要な対話モードを抽出・定義し、各モードにおける対話動機と適応的発話の脳内機構を解明、その知見の対話知能システム評価への応用を目指す。