研究組織
A01 対話継続関係維持研究グループ
ベッドサイド見守り声掛けロボットのための対話継続支援技術の開発
- 研究代表者
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大武 美保子(理化学研究所 革新知能統合研究センター)
専門分野:知能機械学
研究役割分担:ベッドサイド見守り声掛けロボットと対話システムの設計、開発
ベッドサイド見守り声掛けロボットシステム [ Miyake et. al. 2020 ]
本研究の目的は、高齢者の生活環境における心身の健康維持および増進を目指して、在宅のベッドサイドを中心とする生活環境内において設置する声掛けロボットの対話継続機能を向上するための技術を提案し、実証することである。具体的には、シナリオ対話技術に立脚して、以下の2つの手法を確立することを目指す。
- 個人の特性アセスメント結果に基づく対話内容の生成および制御手法
- 関係構築による対話継続手法ならびにそれに基づく心身健康状態の推定手法
数か月間、対話を継続するために、個人の特性に応じた対話制御を行うことが可能な対話システムを開発する点に学術的な特色がある。
Miyake, N., Shibukawa, S., Masaki, H. and Otake-Matsuura, M. User-Oriented Design of Active Monitoring Bedside Agent for Older Adults to Prevent Falls. J Intell Robot Syst 98, 71–84 (2020). https://doi.org/10.1007/s10846-019-01050-w
Otake-Matsuura M et al (2021) Cognitive Intervention through Photo-Integrated Conversation Moderated by Robots (PICMOR) Program: A Randomized Controlled Trial. Frontiers in Robotics and AI, 8:633076. https://doi.org/10.3389/frobt.2021.633076
Tokunaga S, Tamura K, Otake-Matsuura M: A Dialogue-Based System with Photo and Storytelling for Older Adults: Toward Daily Cognitive Training. Frontiers Robotics AI 8: 644964 (2021). https://doi.org/10.3389/frobt.2021.644964
熊谷 和実, 徳永 清輝, 三宅 徳久, 田村 和弘, 水内 郁夫, 大武 美保子. 見守り声かけロボットに対する高齢者による応答と印象評価,日本ロボット学会,39号,9巻, 866-869 (2021) https://doi.org/10.7210/jrsj.39.866