研究組織
公募班
A01 対話継続関係維持研究グループ
対人恐怖症患者に対話継続を促す診察支援ロボットの開発
- 研究代表者
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熊崎 博一(長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科 未来メンタルヘルス学分野)専門分野:児童精神医学
研究役割分担:統括、診断、反応の分析、結果の発表、論文化
対人恐怖症患者は人前でのスピーチや会話といった社会的場面において強い不安を呈する。患者の中には診察時に対人緊張症状が強いため、医師に自己の悩みを上手に伝えることができない事態が起きていた。医師の立場としても、適宜状況に応じて患者の不安を軽減するようなノンバーバルな表現をするのは大きな課題となっていた。本研究では、医師(操作者)がGeminoidを遠隔で操縦し、Geminoidを通して患者と会話する、“精神科患者の対人恐怖症状に配慮した診察支援ロボットの開発”(図は診察支援ロボットのイメージ)を目的とする。対面時に心地よく自然にインタラクションできるように、患者の感情を推定して、ノンバーバルな表出を自律的に調整できる診察支援ロボットを実現することがまず目標となる。そのうえで、開発した診察支援ロボットの効果を検証し、有用性を明らかにすることが最終的な目標となる。