研究組織

A01 対話継続関係維持研究グループ

対話継続と共感を促進する重み感覚付与技術の開発と検証

研究代表者
田中 文英(筑波大学 システム情報系 知能機能工学域)
専門分野:知能ロボティクス
研究役割分担:研究の総括

人間とロボットの対話に「重み」を与え、対話を継続させる手法として、対話ロボットの発するメッセージに同期して人間側に触知覚上の刺激を付与する技術を開発する。ユーザが把持して用いる小型ロボットの胴体内に、運動可能なタングステン重りを配置し、その運動によって、ユーザに体重移動感覚を提示する。本研究では、このロボットを用いて、対話内容にマッチした触知覚上の刺激付与に関する設計指針を確立する。さらには、高齢者の社会的孤立抑制を出口ターゲットに見すえたテストを行い、本手法の効果検証を行う。本研究は、対話継続のための新しい要素技術を開発するものであり、当該領域の中心的な目標に直接貢献する。研究代表者らはすでに上述の重り移動機能を有するロボットの試作機開発に成功しており、本研究はその延長線上に進めていく。