研究組織

A03 行動決定モデル推定研究グループ

ポライトネス理論に基づく親和性の高い対話システムの開発 - 自然会話コーパスから -

研究代表者
片上 大輔(東京工芸大学)
専門分野:ヒューマン・エージェント・インタラクション
研究役割分担:言語的配慮を行う対話システムの開発

本研究では、関係性構築に有効な言語的配慮を備えるこれまでにない対話システム構築のアプローチにより、人間と機械が共生するためのコミュニケーション言語様式とそれに基づく対話システムを構築することを目的とする。この10年で蓄積されてきた人間同士の談話研究として言語の分野で行なわれてきた、「人が会話の相手と良好な関係性を構築・維持するための言語的行動(配慮)」と定義されるポライトネス理論およびディスコース・ポライトネス (DP) 理論の知見と語用論的分析に適するように構築された人間同士の自然会話コーパスを参照し、人間と対話システムが本当の意味で共生するために必要な発話方略や言葉遣いを実現する適切で親和性の高い発話インタラクションの設計を行なう。