研究組織

A02 対話理解生成研究グループ

実世界における知識獲得のための対話システムの構築

研究代表者
原田 達也(東京大学 先端科学技術研究センター)
専門分野:知能機械情報学
研究役割分担:実世界学習理解モデルの構築

本研究の目的は、人間とエージェントが対話を通じて実環境中に存在する未知物体の情報を獲得・学習し、対話継続可能とするシステムの構築である。近年の深層学習をはじめとした機械学習の進展は、人間とエージェントが自然な対話を行うことを可能にしつつある。しかし、実環境において知識共有や獲得を目的とした対話の実現には、エージェント自身が実世界において知らない事象が何であるかを知ること、知らない事象に対する知識獲得のための適切な質問の生成すること、人間からの回答を理解し、再学習に利用することで知識として定着させることが必要となるが、いずれも困難な問題であるため未だ実現に至っていない。本研究課題では、これらの本質的な問題解決に取り組んでいく。