研究組織

A04班 人間機械社会規範研究グループ

対話知能システムの研究開発及び社会実装のための法社会規範の研究

研究代表者
新保 史生(慶應義塾大学・教授)
専門分野:法学(憲法・情報法・ロボット法)
研究役割分担:グループ統括、ロボット法の定立
研究分担者
原田 伸一朗(静岡大学・准教授)
専門分野:法学(情報法)
研究役割分担:ロボット・AI・キャラクターにおける法と倫理
長島 光一(帝京大学・講師)
専門分野:法学(民事訴訟法、環境法、医事法)
研究役割分担:ロボットの社会実装と民事責任
呉羽 真(山口大学・講師)
専門分野:哲学・倫理学
研究役割分担:自律対話システム・ロボットのELSI
研究協力者
高橋 克巳(NTTセキュアプラットフォーム研究所・主席研究員)
専門分野:情報セキュリティ
研究役割分担:情報セキュリティに関するアドバイス
湯淺 墾道(明治大学・教授)
専門分野:法学(情報法)
研究役割分担:情報セキュリティに関するアドバイス
石井 夏生利(中央大学・教授)
専門分野:法学(情報法)
研究役割分担:個人情報・プライバシー保護に関するアドバイス
松尾 剛行(桃尾・松尾・難波法律事務所・弁護士)
専門分野:法律実務
研究役割分担:法律実務の観点からのアドバイス
小林 正啓(花水木法律事務所・弁護士)
専門分野:法律実務
研究役割分担:法律実務の観点からのアドバイス
川本 大功(慶應義塾大学SFC 研究所・研究員)
専門分野:法学(知的財産法)
研究役割分担:知的財産に関するアドバイス
田中 絵麻(明治大学・専任講師)
専門分野:ICT政策論、情報通信産業論
研究役割分担: AI関連政策にかかる国際動向とAIリテラシー研究

人間機械社会規範研究グループでは、(1) 社会制度(倫理・社会的受容性)、(2) 法制度(法・社会規範)、(3) ELSI (Ethical, Legal and Social Issues) の統合、の3つの観点から、人間と機械が共生する社会に必要な新しい社会規範に関する研究を実施する。これらの作業を通して、ロボットによる対話メディアの社会実装において生ずる事態への抜本的な対応と、社会的受容を目指す上で必須となる倫理・社会制度の新知見を提示し、その基礎となる新しい社会規範の原則をまとめたロボット法の確立を目指す。
本新学術領域研究では、これまでにない自律したシステム、人と共生できるシステムを研究開発するが、こうしたシステムは、例えば、どのような発話内容がどのようなセキュリティ上の危険性をもたらすか、それをどのように解決するか、といった対話エージェントにおけるセキュリティ問題や、ロボットと行う対話内容の相手や場所に応じた選択においてどのような倫理が必要か、どのように安心・安全な対話環境を作るか、といった対話倫理の問題、を生み出す。本グループでは、これらの問題に検討を加えるが、さらに抽象的な問題の検討にとどまらず、機械(自律エージェント)と人間が互いの意図や欲求を推定し合う新たな共生社会に求められる社会規範を提案し、安心・安全な社会を実現する。

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