新学術領域「対話知能学」公募研究の公募 (2021) のご案内


令和4年度科学研究費助成事業‐科研費‐(学術変革領域研究(A・B)・新学術領域研究・特別研究促進費)の公募が公開されました。

「人間機械共生社会を目指した対話知能システム学」研究概要

 近未来では家電製品やロボットが自律的に活動するようになるとともに、言語を用いながら互いの意図や欲求を理解し合い、共生関係を築くようになると期待される。このような人間と知能システムやロボットとの共生社会を実現するために、本研究領域では次の四つの計画研究を核に新たな学術領域を創成する。対話内容を完全に理解できていない場合も、対話を継続できる対話能力を実現する研究(A01)、特定の目的に関して対話理解と対話生成を組み合わせた対話を実現する研究(A02)、ロボットが自らの行動決定モデルを構築する、また、相手の行動決定モデルを推定する機能を実現する研究(A03)、実証実験を通して、意図や欲求を持つロボットの人々への影響を研究するとともに、ロボット共生社会における社会規範を提案する研究(A04)。
 これらの計画研究に加え、本研究領域では単年度当たり約10,000万円を公募研究に充て、人間と対話する知能システムやロボットに関する基礎から社会実装に至る研究だけでなく、対話システムと関わる人間に関する研究も展開する。そのため、知能ロボット、音声対話、自然言語処理の分野に限らず、心理学、認知科学、脳科学、社会学、哲学など、対話型ロボットや対話システムに関わる、あらゆる分野の研究を、公募研究として募集する。
 公募研究の募集は、ポスドクや研究補助員を雇用して展開する単年度当たり1,000万円を上限とした研究と、単年度当たり500万円を上限とした研究を募集する。また、公募研究の研究代表者は、総括班が準備する実証実験システム(対話型ロボット等から構成される実環境で実験可能なシステム)も、総括班と相談の上、利用することができる。

研究項目 応募上限額(単年度当たり) 採択目安件数
A01 人間との対話継続及び関係構築のための対話知能システム 1,000 万円
500 万円
5 件
10 件
A02 モジュール連動に基づく対話システム基盤技術の構築
A03 人と社会的に共生する対話システムのための行動決定モデル基盤技術の確立
A04 対話知能システムの研究開発及び社会実装のための法社会規範の研究


研究計画調書の提出(送信)期限
令和3(2021)年10月18日(月曜日)午後4時30分(厳守)

詳細は文部科学省のサイからご確認ください。
令和4(2022)年度科学研究費助成事業-科研費-(学術変革領域研究(A・B)・新学術領域研究・特別研究促進費)の公募について
https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/boshu/1394559_00001.htm
公募要領、計画調書のダウンロード
https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/boshu/1394561_00001.htm

みなさまのご応募を心よりお待ちしております。

<お問い合わせ先>

連絡先: info[at]commu-ai.org
領域ホームページ: http://www.commu-ai.org