オンラインイベント
「ロボットはヒトの心を診ることができるのか?」

下記の要領にて、オンラインイベント「ロボットはヒトの心を診ることができるのか?――対話知能学プロジェクト×日本科学未来館 vol.5」を開催します。

放送日時:2021年 5月30日(日) 14:00~15:00
視聴方法:YouTube Live(Miraikan Channel)にてインターネット放送します。ご視聴はこちらから。

開催趣旨
あなたが心や体の不調を診察してもらおうと病院に行ったら、ヒトの医者ではなくロボットが診てくれた……。
皆さんはどう思いますか?
手術を支援するロボットや、ストレスを低減するセラピーロボットの活用など、ロボットが医療にかかわる場面は増えてきています。それでは、もしもロボットがわたしたちの「心」を診察することに使われるとしたら、どうでしょうか? 「ヒトの心はヒトでなければ診られないのでは?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
実は、発達障害など他者と関わることに対して強い抵抗を持つ方にとっては、ヒトの医者よりもロボット相手のほうが話しやすい可能性がある、という研究結果があります。また一般のヒトにおいても話題によってはロボットのほうが話しやすい可能性があるという研究成果があります。将来、ロボットに心の悩みを聞いてもらう日がくるかもしれません。
今回のイベントでは、未来館の研究エリアに入居している「対話知能学」プロジェクトから3人の研究者をお迎えします。発達障害者や対人恐怖症患者の支援に役立つロボットの実現を目指して研究している精神科医の熊崎博一さん、プロジェクトの代表でロボット工学研究者の石黒浩さん、ロボット法や情報法を研究している法学者の新保史生さんです。
熊崎さんが行ってきた、ロボットを用いた研究の事例を通して、「ロボットができること」、あるいは「ロボットのほうがヒトより適していること」について、研究者の皆さんと一緒に考えていきます。
わたしたちが抱く「ロボットができること」のイメージが、大きく変わるかもしれません。
皆さんのご参加、お待ちしております。

ゲストスピーカー:石黒 浩(大阪大学大学院基礎工学研究科・教授/「対話知能学」領域代表者)
         新保 史生(慶應義塾大学総合政策学部・教授/「対話知能学」A04班研究代表者)
         熊崎 博一(国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 児童・予防医学研究部 児童・青年期精神保健研究室 室長/「対話知能学」公募班 A01 対話継続関係維持研究グループ 研究代表者)

企画・ファシリテーション:三井 広大(日本科学未来館・科学コミュニケーター)

字幕の視聴について:音声認識字幕アプリ「UDトーク」によるコミュニケーション支援を行います。

問い合わせ先:日本科学未来館(Tel: 03-3570-9151)

※ 本イベントの詳細は、日本科学未来館ウェブサイトをご覧ください。